素人が本気で包丁を砥いだ結果
目次
お疲れ様です!
もうすぐ年末年始という頃合いですが、
皆さんはどの様にお休み過ごされる予定でしょうか?
私は実家に帰ってゆっくりしつつ、親孝行でもする予定ですが、
北国なので今から寒さに怯えて過ごしています。。
さて、今回は趣味のお話です。
以前ふるさと納税で頂いた返礼品でこだわりの料理をご紹介しましたが、
今回はこだわりの砥ぎ講座になります!
過去の記事:ふるさと納税で作れた美味しい料理
というのも、私は今年の全社員総会にて単価アップ賞の景品として高級包丁を頂いたので、
素人が本気で包丁を砥いだ結果のご紹介と、
ルトラでは毎年、全社員総会の景品として誰かしら高級包丁を獲得されているため、
社内の高級包丁ホルダー人口も増えてきた頃合いかと思い参考にして頂けると幸いです!
景品で頂いた包丁の紹介
では早速!
今回砥いでいく包丁の紹介です!
私が要望して頂いた包丁がこちら!
ナガオ 刀-カタナ- 包丁 寂光 刃渡り18cm 粉末ハイスピード鋼
この包丁は粉末ハイス鋼という金属切削機のブレードに使われる超硬ステンレス鋼が芯材に使われていて、
刃こぼれしにくく、長切れするというのが特徴で、サビもしないので鋼の包丁からこちらに乗り換えました。
実際、これを6月に頂いて初回の刃付けを行ってから半年使い続けることが出来たので抜群の長切れを発揮しています。
半年頑張ってくれた刃先がこちら、だいぶ削れてますね。。
砥ぎ方講座
今回使う道具がこちら!
左から
①砥石台
②粗研ぎ/仕上げコンビ砥石
③名倉砥石
④超仕上げ砥石
⑤面直し用砥石
⑥筆者を柔らかくする用のOrion The Draft
砥石を浸水している様子
砥石は使う前に水に浸けておきます、そうしないとすぐに乾いてしまい砥ぐことが出来ません。
荒砥石の表面を均す工程
砥石の浸水が終わったら荒砥石の表面を面直し用砥石で軽くこすり、研ぎ汁を出すと同時に面を均していますがこれは必須ではありません。
準備が出来たので早速砥いでいきましょう!
表面の研磨
裏面の研磨
刃元から刃先にかけて、包丁は寝かせすぎない様に角度を付けて砥いでいきます。
包丁の表から刃がなるべく砥石に接する面が大きくなるように当てて、力を入れすぎないように滑らせる様にすると失敗しにくいです。
粗研ぎが終わったら、裏返して仕上げ砥石と超仕上げ砥石で磨き上げていきます!
このとき、この小さい名倉砥石で砥石表面を撫でると目の細かい研ぎ汁が出るので、より鏡面な仕上がりにすることが出来ますよ!
そしてこちらが仕上げ終えた刃先の状態になります。
うまく鏡面がついて、波紋は飾りですがキレイに出るようになりました。
切れ味の比較
では砥ぎ終えた包丁の切れ味を比較してみます!
今回はトマトと印刷用紙を切ってみました。
トマト
砥ぐ前
砥ぐ前はそもそも薄く切れないw
トマトも中身が押し出されてしまいました。
砥いだ後
砥いだ後は透ける程薄く切れる様になりました。
印刷用紙
砥ぐ前
切れるというより、ちぎり裂く様な切れ味?
印刷用紙の場合も切れないので途中で紙が千切れてしまいます。
砥いだ後
スッと刃が入ってそのまま真っ二つになりました!
(実は切れ味良すぎて最初撮れなかったので2回目です
←砥ぐ前 砥いだ後→
素人が本気で包丁を砥いだ結果、なんか怖い包丁になりましたw
最後に
今回頂いた包丁を半年ぶりに砥いでみましたが、やはり砥いだ後は気持ちがいいですね。
皆さんもご自宅にもし、しっかりした包丁があれば是非、手で砥いでみて下さい。
これを覚えればナイフぐらいの大きさになっても包丁を使い続けることが出来ますよ!
次はテーブルナイフ砥いでみようかな。。
最後までお読み頂きありがとうございました。
ケン
いつも心に一匹の柴犬