ここから本題に入ります。
みなさんは「遊戯王」と聞いて、どんなモンスターを思い浮かべますか?
多くの方は、おそらく「青眼の白龍」や「ブラック・マジシャン」を想像するでしょう。

しかし、現在の遊戯王には、これら以外にも本当にさまざまな種類のモンスターが存在します。
まずは、こちらの動画をご覧ください!
👉 遊戯王カードゲーム25周年特別映像
ご覧のとおり、遊戯王の世界には個性豊かなモンスターたちが数多く登場します。
その中でも今回は、「美少女モンスター」に注目してご紹介します!
また、本ブログをきっかけに「遊戯王をやってみたい!」と思ってくださる方もいるかもしれませんので、
今回は紙の遊戯王(以下、OCGと表記)ではなく、初心者でも特に始めやすいデジタルゲーム版『遊戯王マスターデュエル』(以下、MDと表記)で実装されているカードを中心に取り上げます。
なお、MDのカードプールはOCGと比較すると、私の体感ではおおよそ9ヶ月ほど遅れている印象です。
ちなみに私自身も、最初はMDから遊戯王を始めました。
そこからどんどんハマっていき、気づけば公式認定の遊戯王インストラクターの資格まで取得していました。
最後に一点だけ。
本ブログでは基本的なルール解説には触れていませんので、
遊戯王をまったく知らない方には少し不親切に感じる部分もあるかもしれません。
その点はどうかご容赦ください。
メイン&バトルフェイズ
メイドなのにドラゴン!?かわいさと強さを両立する──ドラゴンメイド
トップバッターは「ドラゴンメイド」!
まずはこちらのカードをご覧ください。

見た目のとおり、「ドラゴン」と「メイド」が融合したユニークなテーマです。
下級モンスター(レベル4以下)がメイド姿、上級モンスター(レベル5以上)がドラゴン姿となっており、
バトルフェイズの開始時に入れ替わる=変身するような動きが特徴になっています!
たとえば、メイド姿の《ドラゴンメイド・パルラ》の効果を見てみましょう。
自分・相手のバトルフェイズ開始時に発動できる。このカードを手札に戻し、自分の手札・墓地からレベル8の「ドラゴンメイド」モンスター1体を特殊召喚する。
この効果で、ちょうどレベル8のドラゴン姿である《ドラゴンメイド・ルフト》を呼び出せます。
まさに“バトル中にメイドがドラゴンへ変身する”という、世界観と効果がリンクしたギミックになっているのです!
そして、こちらがデッキの切り札——エースモンスター!

このカードはなんと、②の効果でモンスター・魔法・罠、あらゆる発動を無効化できる強力な効果を持っています。
まさにエースモンスターにふさわしい、圧倒的な存在感です!
他にも、「ドラゴンメイド」関連のカードには
可愛らしいメイドたちが多数存在します。


カード名からも分かるように、「メイドらしさ」を感じるネーミングが多く、
かわいさと力強さのギャップこそが、ドラゴンメイドの魅力です!
さらに、MD内では構築済みデッキとして購入可能なため、
比較的低コストでデッキを組める点も魅力です。
とはいえ、現環境のMDではデッキパワー自体はトップクラスとは言えず、
評価としてはやや控えめなポジションにあります。
しかし――!
OCGでは新たなサポートカードが登場し、
デッキの安定性と展開力が大幅に向上しました。
そのため、今後の実装次第では再び注目を集める可能性を秘めた、
将来性のあるテーマと言えるでしょう。
戦場を駆ける頭脳派ヒロイン──閃刀姫(せんとうき)
二番手は「閃刀姫(せんとうき)」
まずはこのカードをご覧ください!

「閃刀姫」は、戦場を駆ける少女たちを中心とした“機械兵装テーマ”です。
レイやロゼといったキャラクターが、さまざまな武装をまとう姿が描かれており、
美しさと戦闘の緊張感が共存する世界観が魅力となっています。
実際に、公式YouTubeでショートアニメが配信されたり、漫画化もされるなど、
遊戯王の中でもトップクラスの人気を誇るテーマです!
イメージとしては、レイやロゼが武装モードをイメージしたリンクモンスターへと変身し、
「閃刀」名称の魔法カードを駆使して戦う――そんなスタイルのデッキです。


閃刀魔法カードの特徴として、「墓地にある魔法カードが3枚以上」あると追加効果が付与されるなど、
プレイヤーの戦略眼とプレイングスキルが試される“頭脳派デッキ”。
見た目の可愛さに反して、非常に緻密で繊細な操作が求められるのが「閃刀姫」の最大の特徴です。
ただし、前述のとおりプレイヤースキルへの依存度が高いため、
扱いこなすには「相手がどんなデッキを使うのか?」「どこで妨害を当てれば効果的か?」といった、
相手の動きを読む力が必要になります。
その分、使いこなせるようになると非常に奥深く、プレイしていて本当に楽しいデッキです。
また、「閃刀」関連カードにはデザイン面でも魅力的なものが多く、
美しくも華やかなイラストがファンを惹きつけています。


一方で、環境目線で見てもインフレに追いつけておらず、
デッキパワー自体は現行のトップクラステーマと比べるとやや控えめです。
しかし――!
OCGでは新たなサポートカードが登場し、
デッキの安定性や妨害の手数が大幅に増加。
今後さらに強化が進めば、環境トップへ返り咲く可能性も十分にあります。
実際、最近のOCGの大会では「閃刀姫」を使用するプレイヤーも再び増えつつあります!
デジタル社会によって現れた大穴(バグ)を暴くために生まれた自律型AI──M∀LICE(マリス)
ラストバッターは「M∀LICE(マリス)」!
今回は、私の推しテーマということで、自前のカードで紹介させてください😎

🐇M∀LICE<P>White Rabbit(マリス・ポーン・ホワイトラビット)
🐀M∀LICE<P>Dormouse(マリス・ポーン・ドーマウス)
🐈M∀LICE<P>Cheshire Cat(マリス・ポーン・チェシャキャット)

🔗M∀LICE<Q>RED RANSOM(マリス・クイーン・レッドランサム)
🔗M∀LICE<Q>HEARTS OF CRYPTER(マリス・クイーン・ハーツオブクリプター)
🔗M∀LICE<Q>WHITE BINDER(マリス・クイーン・ホワイトバインダー)
名前からも分かるように、「M∀LICE」は『不思議の国のアリス』とコンピュータウイルスをモチーフにしたテーマです。
アリスの幻想的な世界観にサイバー要素を掛け合わせたような、不思議で少しダークな雰囲気が魅力となっています。
そして、「M∀LICE」モンスターには以下のような共通効果があります👇
このカードが除外された場合、300LPを払って発動できる。このカードを特殊召喚する。このターン、自分はLモンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。
除外されてもライフを支払えばフィールドに戻ってくる共通効果を持っています。(リンクモンスターは900LP払う必要あります。)
そして、このテーマの大きな特徴が「罠カード」にあります。
こちらのカードをご覧ください。

それぞれの上部テキストに共通して、こんな記述があります👇
このカードは自分フィールドの表側表示の「M∀LICE」モンスター1体を除外し、セットしたターンに発動する事もできる。
通常、遊戯王では罠カードはセットしたターンに発動できないという基本ルールがあります。
しかしこのカードは、そのルールを“無視”して即座に発動できるという、非常に特徴的な効果を持っています。(こちらがM∀LICE罠カードの共通効果になります。)
さらに、「M∀LICE」モンスターは除外されてもライフを支払えばすぐに帰ってくるため、実質ノーコストでルール破りが可能なのです(笑)。
この“除外と復帰”を繰り返すギミックは、まるでアリスが異世界を行き来するような演出に見え、世界観とのリンクが見事です。
「M∀LICE」カードには、他にも不思議の国のアリスをモチーフにしたカードが多数登場します。

私自身も大会で愛用しているほどの推しテーマで、
その実力は美少女テーマの中でもトップクラスの強さを誇ります。
可愛さだけでなく、しっかりと勝ちを狙える——まさに「かわいくて強い」デッキです💪✨
ただし、1ターンにモンスターを10体以上を召喚・特殊召喚する展開系デッキのため、覚えることが多く操作難易度は高め。
さらに、カードの多くが高レアリティで実装されているため、構築にはややコストがかかる点も特徴です。
また、一部カードが制限指定を受けており、かつての全盛期と比べるとややパワーは落ちています。
それでもなお、「M∀LICE」は現在でも環境上位に食い込む実力を持つ美少女テーマとして健在!
美しさと強さを兼ね備えた、まさに“究極の推しテーマ”です🖤
エンドフェイズ
美少女テーマを3つ紹介しましたが、どうでしたか?
他にも「Evil★Twin(イビルツイン)」や「ドレミコード」、「ラビュリンス」といった美少女テーマはまだまだありますが……
全部紹介すると、Javaの技術書なみの分厚さになってしまうので、このあたりで締めさせてください(笑)
気になるデッキがあれば、ぜひ『遊戯王マスターデュエル』をインストールして遊んでみてください!
今の遊戯王って、思ってるよりずっと進化してますよ✨進化しすぎてルールが複雑になってますが そこも含めて、現代遊戯王の面白さです!
そして、もしそこからさらにハマって、私のようにOCGにも手を出してくれたなら——
インストラクター冥利に尽きます😊