【本を読もう】エンジニアにお勧めの書籍紹介_Vol2
新年明けましておめでとうございます。
前回の投稿から半年近く空いてしまいました・・。
さて、気を取り直して、今回もご紹介したい書籍に関してですね。
目次
今回ご紹介する書籍はコチラ
今回ご紹介する本ですが
「この1冊ですべてわかる SEの基本」
判りやすいタイトルですね。
しかし実はこの本、内容的には結構レベルが高いです。
何書いてあるのかいまいち解らない、なんて章もあると思います。
ただ、私個人としては、一生読める と思っています。
私も年に何度か、立場や役割が変化した際であったり、エンジニアとして悩んだ時に本棚から取り出して、
今の悩みに関連しそうな項目を目次で引くと、意外と感銘を受ける内容が書いてあったりします。
「あ~・・前に読んだ時は理解できなかったけど、そう言う事か。」
と言う感想が出てくる、非常に良い書籍でなので、是非とも一度読んでみてください。
ご紹介の理由
「SEって結局何する人?」
エンジニア業界に入ってから悩んだ事はありませんか?
私は、新入社員の時、入社1年目から「SEです。」と名乗っていました。
今思うとちょっとした黒歴史です。お恥ずかしい。
エンジニアになって一定のキャリアを積んだり、きちんと説明してくれる先輩が居たりすると判るのですが、
SEってエンジニアの総称の様に使われる事があるので、勘違いしがちなのですが、
業界内では、テスター・コーダー・プログラマー・SE・SSE(シニアSEや上級SE)等と、
そこそこ分類分けが行われています。
(運用エンジニアや、NWエンジニア、サーバエンジニア、導入エンジニアなんかも居ますが、それは役割の話)
そんな業界内で、プログラムも書けない、テストの経験しか無い、運用手順に則った手続きしかした事が無い入社1年目の新人が、
「自分はSEです。」
とか言っちゃうと、周りの大人達は、温かい目で「そっか~」っと見守ってくれたりします。
当時の自分を思い返すと、私のメンタルは崩壊寸前です。
個人的な見解も含みますが、以下にそれぞれの役割を記載します。
- テスター ・・・ テスト仕様書に沿って、単体テストや結合テスト等の【テストを実施する人】
- コーダー ・・・ 仕様書に沿って、機能単位のプログラムをコーディングする人
- プログラマー ・・・ 仕様書に沿って、連携機能も含め考慮した上で、プログラムが書ける人
- SE ・・・ 基本設計→詳細設計→開発→単体テスト→結合テストまでは、通しで自己完結できる人
- SSE ・・・ SEの範囲に含まれる事が多いが、プロジェクト全体の把握・管理・推進を行う人
SEって名乗るには設計書が書ければ良い?
設計書が書ける事は、重要なSEの業務ではありますが、「設計書が書けるだけ」ではダメです。
私はSEに最も必要な要素は、コミュニケーション能力だと思っています。
では、SEに求められるコミュニケーション能力とは?
簡単に言うと、相手の話を良く聞き、相手が求めている回答を的確に説明する能力 です。
お客様から「こう言うシステムが欲しい」と言われれば、エンジニアではない人にも分かるように説明を行い、
プログラマーやテスターに対しては、要件に漏れが無く作業進行出来るように説明を行う。
さらに、相手の体調や精神状況等も加味した会話や気遣いの能力も必要となります。
ハードなスケジュールのプロジェクトになってしまった場合など、キャリアや能力の低い人ほど、精神的に追い詰められていきます。
その時に、相手の気持ちを気遣った対応が出来るのか?そう言った部分も含めたものがコミュニケーション能力だと思います。
「怒られそう・・。怖そうで話しかけにくい・・。」
そう言う印象を持たれてしまうと、報告や相談の機会が減り、円滑なコミュニケーションは取れなくなっていきます。
チーム全体の雰囲気作りもSEの大事な仕事の一つです。
このように技術力とコミュニケーション能力を持ち合わせて、ようやくSEと名乗れると私は思っています。
最後に
このブログを読んでくださっている方はIT業界で奮闘されている方が多数だと思います。
- SEを目指されている方
- SEとして働かれている方
双方にとっても非常に有益な本であると思いますので、是非手にとって読んでみることをお勧めします。
おじいちゃん
入社月の社員総会で、初対面の「いかさん」にこのあだ名をつけられました。