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2022.08.30
武村
武村

ワールドトリガーに思う仕事への取り組み方No.3

こんにちは!
また性懲りもなくワールドトリガーのお話をしに来ました、武村です!
慢性的にワールドトリガーの話をしないと禁断症状出ちゃうので。。(?)

さて、今回は個人的に私が好きなシーンの解説をしたいと思います!
と言いつつ……いざピックアップしてみると、割と仕事にも通じるシーンが多くて、ワールドトリガーのすごさというかリアルさみたいなものを実感しています。
ワールドトリガーっていいですね( *´艸`)

ワールドトリガー?何の話?となっている方はNo.12をお時間ある時にどうぞ!
(軽率に今読んでとは言えない分量になって来ました。。)

まず、一つ目のシーンです。

「気持ちの強さは関係ないでしょ」

出典:ワールドトリガー コミックス12巻より

 

一番大好きなシーンです!
このお話を読んでジャンプ本誌(今はジャンプSQ.に移籍しましたが、当時は週刊少年ジャンプで連載していました)を買おうと決めました。ちなみに、ワールドトリガーが移籍したので、SQ.も購入しています。

状況を説明します。
チーム対抗の模擬戦であるランク戦は、実況解説付きで公開されており、隊員であればだれでも観覧・後日ログで確認することができます。
先達のやり方を真似したり、対戦相手の研究など、色々と有用に使えそうですね。

このぼんち揚(関西にしかないんですっけ?)を食べているのはA級1位隊長、太刀川さんです。攻撃手ランキングも1位で、ボーダーでもトップレベルの使い手です。
右下のコマで切り結んでいる二人のうち黒髪の女の子(熊谷ちゃん)のチームメイトが今期でボーダーを辞めてしまいます。そのため、今期のランク戦では初のB級上位入りを実現したいと、強く願っています。

そう思うと、この台詞って正直めちゃくちゃ冷たくありません?
だって、どれだけ「勝ちたい」と強く願っても結局は運と実力で勝負が決まってしまうということです。
私も最初は「ひどいなぁ」と思ったと共に、ジャンプっぽくないと思いました。友情・努力・勝利じゃないの?って!笑

出典:ワールドトリガー コミックス12巻より

 

この顔ですよ。腹立ちません?
案の定、切ないことに、熊谷ちゃんは敗北してしまいます。相手は攻撃手ランキング4位の村上鋼くんなので、圧倒的な実力差がありました。

しかし、その後の太刀川さんのセリフが痺れました。

出典:ワールドトリガー コミックス12巻より

 

うわあぁぁあぁぁぁ!!!!って叫んだ後に、軽率な考えだった自分を当時殴りたくなりました。
なるほどなぁ、そういうことかと。確かに、気持ちでどうにかなるって言っちゃったら、負けたら気持ちが足りなかったってことになってしまう……そうじゃない、気持ちじゃない何かが足りなかったから負けたのに。

つまり、勝ち負け(目標の達成如何)に気持ちの強さは関係ない
私はこれ以降、もし、一生懸命全力でやっても何かを成し遂げられなかった時、足りなかったのは「気持ち」ではなく、運や実力などの何か他の要素が足りなかったのでは?と考えるようになりました。
「もっと頑張る」とか「精進する」とか聞こえはいいですが、それではいつまでも目標が達成されない可能性があります。我武者羅に足掻く前に、一度立ち止まって他の要素を伸ばすことも重要だなぁと学んだシーンです。

もう一つ、あげたいシーンがあります。

「隊長としての務めを果たせということだ」

出典:ワールドトリガー コミックス13巻より

 

この台詞を言っているツンツン頭の一見少年のように見える人は、A級3位部隊の隊長である風間さん(21)です。めちゃくちゃ年確されてそうですよね。
主人公の修くん(左側のメガネくん)率いる三雲隊が初めてB級上位に挑んだランク戦、修くんは自分も強くなろうとA級部隊の先輩に師事し、ランク戦まで一生懸命訓練に励みました。
しかし、修くんはそのランク戦でほとんど何もできず落とされてしまいます
そんな修くんに、何がいけなかったのか、どうすべきだったのかを、ちゃんと指摘してくれる風間さんは本当に良い先輩だと思います。

「自分の成長」という不確かな要素だけじゃなく、もっと具体性のある手立てを用意する必要があった。
実際に聞くと、すごいセリフだなと思いました。主人公が成長して強くなっていく描写が多い少年漫画において、「自分の成長」を不確かな要素と言い切ったのは、本当に衝撃でした。
これは普通の少年漫画じゃないぞ???と思ったのを覚えています。

もちろん、成長しなくてもいいというわけではありません。
訓練して個人が強くなることは当然重要ですが、それは長期的に見て、かつ、どう強くなるかという点でも具体的に考えなければいけないという別の問題が出てくる気がしますね。
しかし、今回のように、短期間で結果を出さなければいけない場面では、有効な手立てとは言えません。

三雲隊の目標は「今期のランク戦でB級2位以内」のため、ひとつでも多く勝つ必要があります。限られた期間内で目標を達成するためには、個人の成長を待っている時間はないということです。
このシーンでは、目標は何なのか改めて確認し、さらに達成のための手立ては具体的でなくてはならないということを風間さんは指摘してくれています。
前の太刀川さんのシーンでも言いましたが、我武者羅に頑張ったからといって、圧倒的な実力差が埋まったり、いきなりめっちゃ強くなったりは実際しないわけです。でも、具体的な手立てを用意できれば戦える、と風間さんはアドバイスしてくれています。
この後の修くんがどのような「具体的な手立て」を用意したのかは、ぜひコミックスを読んで確認してみてください!!

最後に

ワールドトリガーにおいては、「気持ちの強さ」や「自分の成長」という少年漫画によく見られる要素を“曖昧なもの”としており、勝つため(目標を達成するため)には“具体的な方法”が必要であると考えられています。
私は、そういう漫画だから、現実の考え方や仕事にも通じるところがあるのではないだろうかと感じます。

現時点の自分に何が足りないのか、どのような手立てを講じれば目標を達成できるのか、など、みなさん一度は振り返って考えたことがあるのではないでしょうか?
そういう、力業ではない理論的な考えに基づいて書かれているワールドトリガーが私は大好きです!!

では、ただの私のオタク語り失礼しましたm(__)m

次はNo.4でお会いしましょう(笑)

武村

武村

圧倒的犬派です。猫も好きです。

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