※注釈:この記事には医療行為に対してネタ表現や誇張表現が含まれておりますが、
ブログ上の演出であり、お医者様・看護師様への悪意は一切ございません。むしろ感謝しかありません。
はじめに
こんにちは 井の中の蛙です。 先日、人生で一番高いイワシを食べました。
お値段なんと12,000円。
もちろん料亭でもなければ、高級寿司店でもありません。
スーパーで買ったタイムセールで半額の4尾240円のイワシです。

いざ、実食
昼食にイワシの塩焼きを食べていました。
脂も乗っていて非常に美味しく、
「半額なのに当たりだな」と思いながら
食べ進めていたその時、何かが喉に引っかかりました。
水を飲み込み、何度か咳払いをします。
しかし取れません。
下を向くたびに右上の喉に違和感があります。
とはいえ唾は飲めるし、激痛というほどでもありません。
「まあ、そのうち取れるだろう」
休憩も終わるので、粉骨砕身の思いで業務に戻ります。
イワシの骨は砕けるどころか刺さってるんですけどね。
喉元過ぎれば熱さを忘れるとは言うものの、
しばらくしても、違和感は消えません。
まぁ喉過ぎてないですからね。
時間とともに痛みが増したので時間単位年休で病院へ・・・
耳鼻科編
念のため耳鼻科を受診しました。
大の大人が「魚の骨が刺さった」という理由で受診する屈辱を味わいながら診察室へ向かいます。
Web問診のおかげで、受付のお姉さんに
「今日はどうされましたか?」と聞かれなかったのが唯一の救いです。
健康診断でも絶対に胃カメラだけは回避してきた私ですが、
「目視できる範囲には見当たらないですね」
ということで、人生初の鼻カメラです。
本来、鼻はカメラを入れるためのインターフェースではないので、涙を流しながら診察を受けていると、先生が突然声を上げました。
「あ、舌の付け根にあったあった!^^」
どうやら気のせいではなく、本当に骨が刺さっていたようです。
モニターには、自分の体内に鮮明にぶっ刺さるイワシの骨。
ゴッドイーターの区間切り時の神堕ちの剣は
なかなか刺さらないのに、イワシの骨は一発で刺さるんですね。
安心したのも束の間、
「骨は見えているんですが、ここには取る器具がないので紹介状書きますね」
まさかの展開です。
え?
イワシで紹介状?
イワシのくせに妙に骨がありました。
総合病院編
紹介状を握りしめ、大病院へ向かいます。
診察室へ呼ばれると、若いお医者様と5名くらいの看護師様。
「何食べたの?」
「あ、イワシ?(笑)」
「画像で見ると太そうだけどイワシの骨なんだ~」
心なしか嬉しそうです。
鼻からカメラを通されました。
早くも人生2回目の鼻カメラです。
ここでも地獄でした。
まず麻酔をするとのことで、喉にスプレーを噴射されました。
高校生の体育の後の8x4くらい噴射されます。
本来、喉はスプレーをかける場所ではないので当然えづきます。
ここで先生が鬼の一言。
「それがなくなるまでやりますね~」
抵抗する気力がなくなるまで続けられる、もはや拷問です。
こんなにドSなのは歯医者さんだけだと思ってました。
某眼帯漫画の金木君もこんな気持ちで
「1000ひく7は?」をさせられていたのかと少し気持ちがわかりました。
ちなみにこの拷問は7セット継続し、継続率で言うと85%です。
完全に骨抜きにされました。骨は刺さったままなんですけどね。
なぜこのヒキをイワシ以外で発揮できなかったのでしょうか。
喉の感覚がなくなり、唾すら飲み込みづらくなってくると、いよいよ摘出フェーズです。
鼻にカメラ。
口から器具。
目から鱗。
人間の入出力インターフェースとしてはかなり限界です。
私のUSBポートはそこではありません。
しかも、えづいてしまうと器具を全て抜いてやり直し。
魚の骨を詰まらせるような生産性のない人間が
お医者様の貴重な時間を奪ってしまうことに
「ごめんなさい……」
と謝ること3回。
すると突然、
「あ、とれたとれた!!」
本日一番の盛り上がりを見せ、あっけなく終了しました。
ちなみに摘出された骨は思ったよりしっかりしたサイズでした。
最近の若者はカルシウム不足で骨が弱いと言われがちですが、イワシ界ではそんなことはなかったようです。
こうして私は無事に骨の折れる戦いに勝利しました。
この時はまだ、自分が人生で最も高価なイワシを食べたことに気付いていませんでした。
収支報告
【支出】
耳鼻科:2,900円
大病院:9,100円
合計:12,000円
半額でお得だったはずのイワシのはずなのに、
会計金額の重みが骨身にしみました。
【収入】
ブログ執筆手当 2,000円
※弊社では、ブログを書くと2,000円が支給される福利厚生があります。
まさに骨刺さり損のくたびれ儲け・・・
終わりに
皆さんも魚を食べる際は骨にお気を付けください。
看護師さんいわく、大人でも刺さる方は多いそうです。
イワシはカルシウムだけでなく、医療費も運んできます。
骨までしゃぶるとはいうものの、今回は逆に骨にしゃぶられました。

イワシ覚醒編
数日後。
何気なく診療明細を眺めていると、ある文字が目に飛び込んできました。
手術
……?
手術?
私はイワシを食べたはずです。
なぜ手術を受けたことになっているのでしょうか。
診療明細をよく見ると、確かに手術点数が算定されています。
ここで私の脳内に一つの可能性が浮かびました。
保険金です。
医療保険の約款を確認します。
手術給付金は入院日額x5日分
7000円x5=35000円。
240円のイワシ。
12,000円の医療費。
もし保険金が下りた場合、
イワシは期待値+22760円の金魚になります。
まさに骨刺さり得・・・!!
この世のすべての不利益は当人のイワシ不足。
イワシ不足にならないよう、これからも積極的に摂取していこうと思います。
これが本当の【イワシ覚醒】です。
人生の幸福度は、期待値の積み重ねだと思っています。